Ben blog:造作家具でオリジナリティのある住まいに②
前回の続き。。
本棚
造作で本棚を造るときは、天井や壁の隙間の無いピッタリサイズがインパクト大で◎。
壁一面を本棚にしたり、カウンターと組み合わせたり、部屋によってアイディア次第で幅広く有効活用できます。
↑事例左はスタディルーム。手狭なスペースだからこそデッドスペースのない造作家具が生きてきます。
カウンターから手を伸ばすだけで本を手に取ることが出来る距離感。
右は事務所の事例。カタログ類を本棚の上から下まで隙間なく収納できるようになっています。
壁紙と棚の色味を揃えてスッキリ。もちろん、棚のサイズはご希望に合わせることができ、
高さを変えられるような可動式にも対応できます。
洗面化粧台
洗面台はメーカーの既製品と造作洗面では見た目が大きく変わってきます。
メーカー製品であっても、色々な組み合わせができたりしますが、サイズに決まりがあるため
特殊なサイズは難しく、間取りによっては隙間が空いてしまう場合もあります。
造作にするとカウンター・水栓・ボウルの組み合わせで、様々なパターンの洗面化粧台を製作できます。
そこにタイル・照明・収納など、ご自身のお好みの素材を付け加えるとオリジナルの洗面化粧台が完成します。
↑事例左は、無垢の1枚カウンターを使用しています。「水廻り木を使うのは・・・」と心配する方もいらっしゃいますが、
カウンター表面に水や汚れをはじく塗装を施していますので、お手入れの問題はありません。
内装に無垢材を多用したお宅ですので、家全体で木の質感、経年変化を味わうことが出来ます。
事例真ん中はお手入れのしやすいポストフォームのカウンター。モダンな雰囲気の化粧台に。
事例右は木のカウンターを濃い色味に着色。タイルを貼って自分好みの化粧台に仕上げました。
毎日何度となく利用する洗面化粧台。
使いやすさ・デザインなどこだわりたいところですね。
小スペース手洗い
withコロナの新しいスタンダード玄関手洗い。最近は玄関手洗いをご希望される方が確実に増えました。
ご想像の通りコロナがきっかけとなり、世間の衛生観念が一気に高まったことが理由です。
家に菌・ウイルスを持ち込まないようにできるのはもちろん、洗面所の混雑を緩和できる、
トイレをすぐ横に配置してトイレ内の手洗いを玄関手洗いと兼用にできるなど多用途に使用できます。
ただ、便利と言えども、手洗いなのでどうしてもある程度のスペースが必要です。
玄関やホールを圧迫することになるので、そのスペースをしっかり加味した間取りの検討が必要になってきます。
↑事例左、真ん中はどちらも玄関に手洗いを設置した例。
小さめで個性のあるボウルを使用することで省スペース&空間のアクセントにもなります。
事例右はトイレ横の手洗い。ちょっと手を洗いたい時にも2Fにあると便利です。
カウンター/デスク
カウンターを付けたい場所と既製品のデスクなどの寸法がうまく合わない場合や
微妙に空いたスペースを有効利用したい場合、造作カウンターはとても重宝します。
LDKやファミリースペースの一角にカウンターを付ければスタディースペースとして、
子供さんが勉強したり、ご主人様のテレワークや奥様のちょっとした作業スペースとしても活用できます。
また、子供部屋に勉強机の代わりに造作カウンターをご希望される方も多くいらっしゃいます。
勉強机でももちろん良いのですが成長とともに使いにくくなり、処分してしまうことも。
ですので、部屋の形にジャストサイズで大人になっても使用できるシンプルなカウンターは人気があります。
↑事例左は小上がり和室の一部に足を降ろして腰掛けることのできるカウンターを設置。
事例真ん中は壁を挟んで左右対称の子供部屋にカウンターと本棚を設置した例。コンパクトな子供部屋でも、
カウンターの下にベッドの一部を入り込ませたりなどの工夫で十分な空間になります。
事例右も書斎に設置した足を降ろして腰掛けることができるカウンター。
いよいよ書斎にこもりっぱなしになりそうな快適空間。
造作家具なら、既製品では見つけることのできない、自分たちの生活スタイルにマッチした家具を
設けることが可能です。
そして、使う人のアイデア次第でいろいろなバリエーションが可能になります。
〈不定期で〉つづく。。。